いよいよスタート

3/31付けで会社を辞め、今日で二日目。
まだ残務のような挨拶回りの残りをやっているので、完全にのんびりとした片付けモードにはなっていません。

さて、これから本格的な開店にむけての準備が始まります。

福祉施設で製麺製造をやってもらい、販売は自分が持っている営業網を使って拡大していく部門と店舗で飲食提供をするという二本立てで僕の事業は構成されます。

当初は、製造をやりながら店舗を二年以内に立ち上げる計画でいたんですが、生麺販売だけではなかなか収支が合いそうにもなく、収支を合わせるとしたら製麺機械を入れて作業量を上げ、かつ販売数を上げるということが必要条件となるため、設備資金も運転資金もけっこう大変。
まして、販売網を基本的に地元で確保する必要があるため、地元の中堅製麺業の皆さんともろに市場でバッティングするなど、個人でやるにはイマイチ情勢に不利な要素が多いのです。

開業相談会の時にも可能な限り個人で始める場合は、地味にでもおいしいものを食べさせ続けることができること、というのが大事なことです、というアドバイスを受けていたので、場所探しを具体的に始めていました。

結果的には居抜きの物件があったものの、規模が大き過ぎて経費的にも技術的にも手に余る感じがする上に、立地条件が良い割りには集客力が弱い、という問題があったものは避けて、住宅街の中で民家を改装して喫茶店をやっている仲間と共同して、うどん屋を作ることになりました。
喫茶で使っていた既存の厨房設備はすべて活かし、うどんだけで必要となる茹で釜や麺の冷却シンクなどを後ほど中古で探してきて設置する予定。

資金融資もできるだけ抑えて、今ある自己資金を大切に使い形にしようと考えています。

メニューも経営形態もシンプルに…
背伸びせずにしっかりと現実を見つめて堅実に店づくりをする。

これを忘れずにやっていこうと思います。

今月25日から四国お遍路さんお接待うどんツァーです。
お遍路のルート上で一日30杯くらいの予定ですが、毎日うどんを打って出汁をひき、お遍路さんにうどんを提供して、正直な感想を聞かせてもらおうと思っています。

また、伝のあるところではそちらの台所を借りて、ご近所やお友達を集めていただき、僕の作った振舞って率直な評価をお聞きして勉強材料にしようという計画です。

人生の中でおそらく二度は出来ないと思ううどん旅です。

ご縁があって四国で出会う皆さん、よろしくお願いします。