そこへ直れ!手打ちにいたす!

teuchi.exblog.jp

越後の國の讃岐うどん房 鶴越(つるこし)公式ブログ

ブログトップ

memories「おか泉」

「ま、いろんなお店あるけど、やっぱここの洗礼は受けんと。」と言われて案内してもらったのが宇多津町の「おか泉」
全店制覇攻略本の広告ページでもひときわ目を惹きつけるのは、ここの冷や天おろしのそそり立つ二尾の大海老天とピカピカの麺。

午後4時という中途半端な時間にも関わらず、店は満席。
今日は朝7時の池内から始まって、7軒ほど歩いているのでけっこうお腹は満たされているが、しかし締めを飾るのなら、ここでステータスシンボルの冷や天おろしを食べないわけにはいかない。
c0092877_22412580.jpg

天麩羅の揚げ方の芸術点も見といてよ、とぐずら氏。
実際に手許に丼が運ばれて来てみると、この海老は確かにデカイ。

ちょっと甘めで濃い目のぶっかけ出汁をかけていただく。
麺はムニュムニュした粘っこい食感の麺。
天麩羅は熱々で、あまりしつこさはなく食べやすい揚げ方をしてあって、なるほど値段と内容のバランスが良いことで、お客さんの平均単価が上がっているのだろうということが容易に予想できる。
ここへ来てセルフ店のように生醤油うどんやかけを頼む酔狂な人はほぼ皆無だろう。

海老のサイズは揚げ縮んだとしても丼の差し渡しくらいの大きさはあるので、ブラックタイガーかパナメイ海老かは分からないけれど、いずれにしても特大サイズ。
楽天の業務寄りの商品を出しているところで値段を調べてみると、一般的には1本130円くらいはしている。
そこは他の商品と比べると原価はかかるが、数が出るので粗利も出やすい仕組みになっていると想像できる。

つくづく看板メニューがオンリーワン状態であるのは、繁盛する底力になるんだなぁと感心する。きっとこのメニューの開発には、当時は誰もこういう食べ方を考えてなかったり、「うどんにそんなに金を払うわけがない!」と決め付けられていたりしたんだろうな、ということも想像に難くない。
ところが、ヒットすることが周囲に分かってくると、他店もそれを真似しようとするが、その頃には安く海老や野菜を仕入れるルートや効率よく手間のかかるメニューを迅速に出すためのノウハウが構築されていて、他店が真似しようと思っても真似のできないところに行ってしまっていることが多いのではないか。
こういう店の販売戦略を勉強する上でもこのお店のメニュー構築、情報発信の仕方は勉強になった。

一つだけ残念だったことは、せっかくおいしいうどんと天麩羅を出しているお店なのに、働いている若い店員さんたちに笑顔がなかったのはなんでだろう?
商品一つとっても競争力のあるものだし、第一「おいしかったですよ!」とレジで行って帰るお客さまもたくさんいるのに、笑顔が途切れてしまっているのは単純に日曜日の大混雑で疲れているだけだと思いたい。

でも、そんな状態でも一見のお客さまにもどんなお客さまにも笑顔がほしい。
[PR]
トラックバックURL : https://teuchi.exblog.jp/tb/6472872
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by ひろぽち at 2007-07-10 23:33 x
大将は元お寿司の板前さんだったと聞いてますが…

そのセンスも活かされて[盛り方][魅せ方]が素晴しいと思います

単なる[うどんの一品]では無くて、[看板商品]としての逸品を築かれた結果が
集客につながったんでしょうね~

たかがうどん、されどうどん……


>笑顔が欲しい…

お客さんの潜在クレームワースト3に入る要素ですね~
せっかくの良いお店でしょうから、ベストであって欲しいと思いますが…


ちなみに大阪・宇野製麺所さんでは「今月のテーマ【笑顔】」って
書いてはりました(笑)

美味しかったら余計にお礼が言いたくなりますもんね~お客さんも。 
Commented by up-jp at 2007-07-15 18:10
>ひろぽちさん
天麩羅は添え物的にバットに山積みになっているのを見慣れていると、きれいに揚げてあることはもちろん感心するんですが、お客さまが喜んで食べてくれる想定外の海老天のでかさはやはり差別化された魅力なのではないかと思います。
海老天が載った冷やしおろしうどんじゃなくて「冷や天おろし」という一つのブランドのようになっている良い例だと思います。
麺自体は、ねっちょりした歯ざわりが好みの分かれるところだと思いますが、基本レベルは平均点よりもずっと上ではないかと思いました。

お店に行った時の笑顔、これ大事ですよ~!
笑顔がないとすごく印象が悪くなって、悪い方の口コミにつながりますもんね。気をつけないと…
Commented by 麺三郎 at 2007-07-16 06:06 x
懐かしいうどんの数々です。
先日の人生の楽園「しんたく」さんでしたね。
元信用金庫勤務、十二指腸潰瘍入院。
激務の毎日を案じ、ゆったり人生を送りたく
大好きだったうどんをやりたくて
48歳で開業したそうです。



Commented by up-jp at 2007-07-19 00:34
>麺三郎さん
あの時は本当にごちそうさまでした。ってずいぶん後になってこんなことを言うのも変な話ですが。
出てきたモノにビックリしたのは池内かおか泉かっちゅうくらいの衝撃でした。

ところで、しんたくさんですが、富士吉田遠征のときにマイミクさんの案内で訪れています。もう読んでいらっしゃるかな?
独特の硬さを持ち、地元にたくさんのファンを抱える人気店です。
雀を使っていると聞きました。一度うどん放浪記を関東でもやりたいですね、一緒に。
by up-jp | 2007-07-10 23:03 | うどん店 | Trackback | Comments(4)