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そこへ直れ!手打ちにいたす!

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信州の地粉・富士見町の窪田さんのうどん粉

窪田さんという人がどういう人だか知る由もないんだが、同僚のC氏がお土産にくれた信州産の地粉には「窪田智枝さん」の名前が印字してある。
この粉となった麦が採れた長野県富士見町は山梨県境を越えてまもなくの町だということを今知った。さて、その地粉どんな麺になるのか、楽しみ楽しみ。

窪田智枝さんのうどん粉 1kg
加水47% 13%塩水×470g
予備熟成40分 二次熟成2時間 団子熟成2時間

水回しをした時点では麦こがし的な薄茶色。
手触りは粘り気の少ない感じで弾力があまり感じられなかったが、予備熟成をしたあとに踏んでいるとしっとりとしてきて、それなりの反発感が出てくるようになった。
加温を軽くかけた状態で二時間熟成をかけたあと、少々団子は硬かったが軽く踏んで丸く延ばしてから麺棒で延ばす。
それほど苦労することもなく、四つ出しもできてカットしてみた。
麺線のほぐれ方は良好で、くっつくこともなし。

さて、これを13分茹でてみたらこんな感じ。蕎麦的な色合いだが立派にうどん。
締める時の手触りもずいぶんしなやかなので期待が持てる。
信州の地粉・富士見町の窪田さんのうどん粉_c0092877_024198.jpg
仕上がりはこんな感じで色こそ濃いが、グレーがかった色合いではないので自然な色合いだと思う。

食味はけっこうなコシが出ていておいしい。
締めて食べた分は風味も強く、手作りのうどんを食べているという実感が残る。
温めて食べると、冷えている時の強めのコシは影を潜めて歯ざわりが均一な感じがする。
そうとは言っても、手打ちとしては合格点。
茹で置きには向かないのではないかと思われる麺だが、こういった感触の麺は細麺で本領を発揮するのかも。細く打って硬く茹で上げて、さっと温かい出汁につけていただく蕎麦感覚のうどん。
C氏ごちそうさま。明日、真ん中の一番良いところを持っていきますから、ご自宅で味見をどうぞ!

長野県富士見町産・窪田智枝さんの粉 長野県富士見町落合2455-1
by up-jp | 2007-03-28 00:09 | 製麺ログ

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