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越後の國の讃岐うどん房 鶴越(つるこし)公式ブログ

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神保町 丸香のひやかけ

c0092877_22503342.jpg都内でのメンテナンス作業があったので、帰りにちょっと小腹を満たすべく神保町の丸香へ。
ようやく念願かなって訪れることができた。
神保町の地下鉄出口A4かA5を出たら、マクドナルドを探して、その路地を50mほど進むと大きな看板に「うどん」という看板が嫌でも目に入る。時間は夕方5時近くなので夜の部の営業をしていた。
中途半端な時間の割に来店者数は概ね席の5~6割くらいで、注文を待っている間にも、次々とお客さんが入れ替わっていく。

注文はひやかけ。あつあつもあったけれど、そうそう毎週来られるとも思えないので、ストレートに麺と出汁の味を確認できるひやかけに即決定。
待つこと約10分。その間に厨房内のスタッフの皆さんの手の動きを観察する。
茹で上がった玉を丁寧にとっているバイト君がいた。麺の長さを概ね半分くらいのところで計って20センチくらいの輪にしたら、丁寧に麺を横に並べるような形に整えて、端を丼の底へ、残りを折り返して輪の部分が表面に出るように形作っている。
c0092877_2345613.jpg

おぉビューチフル!エクセレント!
艶々の麺、箸で持ち上げてみて弾力感が伝わってくる。柄にもなくちょっと胸がドキドキ。
いきなり麺をすする前に出汁を一口。
魚臭さをきっちりと抑えながら、いりこの風味のさぬきのうどん出汁がそのまますすっと喉を通過していく。家で作ったいりこ出汁のえぐみなど皆無。

「すごいわ~、これ。」(独り言)

麺に行く。

ぬめっとした舌触りのあとに来るもっちりした弾力。
噛み切る前の押し返しの心地よさ。
無条件にこれは旨い!多分、自分が作りたい麺はこういうタイプの麺だったはずと思った。

自分で打つと針金のように硬くなったり、腰が抜けてしまったりでうまく行かないのだが、そうそう何度も作れたことのないこのむっちりした色っぽい麺に昇天。
こんな気持ちでうどんを食べたのは初めて山越に行った時の釜玉のもっちもちしたあの旨い麺を食べたとき以来かもしれない。

うどん店の紹介ブログなどを読んでいると「山越系」と称されているようで、食べた記憶が一気に蘇ってきたのもそういう系譜を踏んでいるからなのか、と納得する。

店の中には特雀の袋が山積み。
雀は打ってみたことがあるけれど、こんなにしなやかな腰の麺にはならなかった。
むしろ、硬さや朴訥さが前面に出てくるような感じだったが、打ち手次第でこんなに変わるものなのかと正直驚嘆した。
艶も磨いたように透明感のある肌になっているのも驚きである。

勉強足りんなぁ、打つ数が足りんなぁ、一定して同じ粉をきちんと扱えるまであれこれ粉の浮気はいかんのかなぁと反省点ばかりが出てくる。

帰りの地下鉄では、程よくお腹が満たされて、心地よく眠って帰った。
香川に足を運びたいけれど、分倍河原の「喜三郎」さんやこの「丸香」さんのように自分の好みのタイプの麺を数百円の交通費をかければ食べに行けるこの環境には感謝である。
次は武蔵野うどんの名店の呼び声高い「エン座」さんに行かなくては…
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Commented by r-work at 2006-09-22 01:14
すごいわー、これ。ほんとにすごいですね。やも所長。
これは絶対に食べてみたいです。この美しさ。芸術的です。
しかし、こんなのを食べたら、自分のうどん、「ま、こんなもんで
よかよか」と甘くなりそうです。到達点が違いすぎるもん。ぶひっ。
Commented by up-jp at 2006-09-26 22:32
ホントにレイコさんに冷凍してこの丼ごと送ってあげたいくらいです。
350円に秘められた怖いくらいの執念です。
ちょっとやそっとではこの域に達することはできないのでは、と思いました。
by up-jp | 2006-09-20 23:16 | うどん店 | Trackback | Comments(2)