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そこへ直れ!手打ちにいたす!

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越後の國の讃岐うどん房 鶴越(つるこし)公式ブログ

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この季節に美味しもの

ずっと話題になっていたのに定休日が同じ火曜日だったのでいつも行くことが叶わなかった高田商業脇にあるラーメン「はな禅」さん。

夏季営業シフトで第一、三月曜をお休みにさせていただいたのでようやく念願が叶った。

これまでフロントのAYちゃんが持ってくる「はな禅新聞」を読んでは涎を垂らしていたので、何を食べようかと迷う。かみさんは「んじゃ、ベーシック路線で。」ということで「はんなり」、僕はスープの基本を味わうつもりで鶏塩の「潮の風」
この季節に美味しもの_c0092877_0212399.jpg

見た目は地味だが、スープがとても優しくて奥深い。コクが深い、というのか…
口に含んだあとにそっと広がる鶏の脂なのか、隠し味の味醂なのか、滋味深い後味が実に美味い。

そして、麺がほどよくスープを持ち上げてくれる割につるつるしたテクスチャが良かった。
滑らかでごつごつしたところがないので、塩ベースでコクのあるスープとよく調和している感じがした。

塩もとんがったところがなく、ずいぶんとバランスを研究されたのだろう、とよく分る逸品。

ラーメンを食べ終わる頃に女性店主がやってきて、「あのぉ~鶴越さん?ですか??」
そうなんですが…と話すと「お出汁が美味しくて、うちのお店を休んで食べに行ってたんです。」とのこと。
それはそれはこちらも嬉しい限りです。本当にありがとうございます。

レジで会計をしながら、粉の話や温度管理の話などにしばし興じて、お忙しい時間なので退散。

車に乗り込んでからもかみさんが「美味しかったねぇ~。」を連発。
かみさんは蕎麦はほぼNO!で、ラーメンも豚骨系は苦手で、うどんは外では食べない。
ラーメン自体は嫌いではないが、熱狂するほどではないという人なので、その人が美味しかったコールを連発するのだから、琴線に触れるものがあったのだと思う。

休みを利用して、日帰り温泉へ向かう途中の話題は「はな禅さんの仕事みたいに、丁寧にきっちりした仕事をずっとやっていかんとイカンね~。」という話。

表面的に美味しいところやステキなところはあるんだが、突き詰めるとCPを考えて材料を落としてしまう(しまわざるを得ない)お店はかなりの数に上ると思う。

想像するにはな禅さんのお店の仕込みはかなり面倒でナーバスなのだろうなと。
けれど、それをどうしてもやり抜くと決心したモチベーションは何なのだろうかと一層の興味が湧く。
一度、ゆっくり話してみたいご夫婦でした。

半袖の季節になると3年前のお遍路お接待うどんを思い出す。
高知の安芸市でお接待をすることになり、お邪魔したのは産業廃棄物処理の会社の安岡重機さん。
そちらの奥様がお接待ステーションを運営しておられた関係で、お邪魔することになった。

初日の打ち合わせのあとに小夏を出してくださった。
この季節に美味しもの_c0092877_0343650.jpg

小夏はニューサマーオレンジという名前でもあるらしいのだが、小夏は小夏でイイ。
グレープフルーツの酸味を抜いてしまったような柔らかな果肉にほのかな酸味、独特の香気。
今まで食べたかんきつ類の中にはない種類の風味。
暑くなりかけの頃に食べた小夏は喉を潤してくれ、小夏の香りが喉の奥に残っていた。

その小夏を時々上越でも見かけるようになった。
この一年ちょっとの間のことである。ただ、気まぐれにしか店頭に並ばない。
訊くと収穫時期も短く、産地以外で流通している量は少ないらしい。

葱を取り寄せている高松の市場担当者に頼んで1ケース送ってもらった。
送料も加えるとけっこうな高級お取寄せになった。

わくわくしながら皮をぺティで剥いて、白い内皮ごとさっくりと削ぎ切りにして食べる。
豊富な水分とあの香気が口いっぱいに広がった。

夏が来たなぁ…

取り寄せた一箱も残りあと数玉のみ。
収穫の終わりの時期まであと少し。
もう一度取り寄せようか、ちょっと考え中だったりする。
by up-jp | 2011-06-22 00:41 | 四方山話

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