2009年 08月 04日
フェアリーリング
製麺している工房の隣の公園で赤いキノコがこの二週間ほど群生しているのが目立ちます。
ケヤキや萩の根元の湿ったところにかなりの数があり、公園の雑木の根元のあちらこちらで見かけました。
このキノコの正体を調べるべく画像検索していたら、ドクベニタケというのが一番近いようでした。
ドクベニタケ(毒紅茸)
ベニタケ科ベニタケ属ドクベニタケ節のキノコ。夏から秋に様々な森林下に発生する菌根菌。傘は赤からピンク色。雨などによって色が落ち、白くなっていることもある。傘の表面が皮状になっていて容易にむくことが出来る。ひだは白色。肉は白色でとても辛く無臭。硫酸鉄(II)水溶液と反応しピンク色に変色する。柄は白色。有毒。毒成分はムスカリン類、溶血性タンパク。本種は類似種が多いので同定が難しい。
※出典: フリー百科事典『ウィキペディア
赤いキノコは全部が全部毒ではないというものの色の毒々しさから、やはり食用として手を出す人はかなり少ないです。
実際、このキノコがかなりの本数、発生していたにも関わらず、採った形跡はなし。
草取りをボランティアでなさっている方たちが作業時に全部片付けてしまわれたようで、今は一本も見当たりません。
ところで、タイトルのフェアリーリングとはキノコの菌糸が地中で伸び、輪状になってキノコが発生するという現象のことを言います。
今回のドクベニタケは完全なフェアリーリングではなく、半円程度でしたが、輪形に生えていました。
今まで話には聞いていたけれど、見たことはなかったので感心した次第です。
今年は梅雨がだらだらと長く、湿気が多いので雑キノコがあれこれ出てきそうですね。
ヤブタケ(正式名:ナラタケ)はたっぷり採れるんかしら…
山のキノコが手に入らなくてもナメコうどん辺りは復活させたいところですかね~。
by up-jp
| 2009-08-04 10:50
| 四方山話